2015年11月17日
そこは数週間前に新聞で取り上げられていた場所。
大阪から1時間40分ほど高速で走りぬけ和歌山方面へ
舟で20分走らせるとそこには淡路島海峡に浮かぶ島があります。
それが友ヶ島。
歴史にはほとんど興味が無いのですが、
戦争の体験者の話を耳にする事や
歴史的建造物が物語る探訪には
ダイレクトに真実を感じられるので興味がそそられる。
そして、新聞に取り上げられた時は
到着が昼にも関わらず帰りの舟が無いと断られました。
そして今回は2度目のトライでした。
10時乗船。
その島は、コバルトブルーの海に囲まれています。
数件の民宿が立ち並んでいましたが
シーズンオフなので物静かな山の散策になりました。
細い山道を上り歩いてゆくと大砲跡地があります。
第一、第二、第三…大砲跡地、灯台、
数々の方角に配置された場所がありました。
高台の木の影から覗く海には…
向かいには淡路島が見えています。
遠くには四国の影さえも見える場所でした。
大阪湾を守るために作られたそうです。
第2次大戦まで現役であったが、実戦はなかったとか…。
参道を歩き廃墟となった建造物を見ると
現代人の私が存在する時空間と同時に
平行して、軍服を着て大砲を運ぶ姿や
緊張感の中、海を監視する軍服姿の人達
それぞれ故郷での待っている人を想いながら
任務を遂行している。
そんな過去の人影とすれ違っているような気がしながら
過去時間と現在時間を交差しながら歴史を心から感じていました。
きっと、未来の日本の平和を願い
争いに疑問や疑惑を抱きながらもあったであろう。
この地に配属になった人達の
様々な思いも感じずにいられませんでした。
美しい海を眺めつつ
日本を守るための軍服姿。
そう。これは過去の歴史の話です。
そして実際の場所。
しかし現代でも
争いは終わることは無い。
小さなところでは人間関係で争い
大きくなれば
同じ地球上でも争いは絶えない。
私たちは何故争いが始まるのか?
原点を見つめ考える事ができる。
様々な情報がありますが、
生きる事の尊さから
争いのない平和な地球になることを願います。
そして私は今、平和に暮らしています。
平和がありがたいと心から思えます。
PS:フランスでのテロ事件の犠牲者に心からお祈りします。